日々の生活とお出かけ

旅行関係についての体験談・情報を発信するブログです。

第2種奨学金(利息あり)を借りていて就職先が決まった学生へ

f:id:kitakuraku:20200902232036j:plain



第2種奨学金(利息あり)奨学金を借りており(併用も含む)、かつ就職先が決まった大学生(院生)、専門学校生に伝えたいことがあります。

※利息なしの奨学金しか借りていない人よりも第2種奨学金を借りている人の方が今後の人生に大きく関係してきます

奨学金の貸与を辞退しよう!
なぜなら利息を減らせるから!

最高学年(4回生もしくは2回生)で就活が終わる頃には、学期が下期に差し迫る時期だと思います。私の大学では授業料を半期が始まる前に支払いを済ませていたため、みなさんの学校においてもそろそろ下半期の授業料(といっても卒業研、ゼミだけだと思いますが)を支払う時期ではないでしょうか?

①最後の授業料を支払ったら口座確認

最後の授業料を支払ったら、奨学金を入金し続けていた自分の銀行口座を一度見て下さい。今後大きな出費(授業料)がないものの、必要以上にお金ありませんか?それ、余分に借りすぎた奨学金です。

必要以上に利息ありの奨学金を借りることで、社会人になってから利息の大きさを痛感することとなります。

私の場合

第1種奨学金(利息なし):54,000円/月
→合計2,376,000円
第2種奨学金(利息あり):80,000円/月
→合計3,640,000円

貸与額合計:6,016,000円

授業料 615,840 [円/半期]×8期分(4年分)
   =4,926,720円

残金:6,016,000円-4,926,720円=1,089,280円 (余った奨学金)

②卒業までの予算(支出)を見積もり

一人暮らしをしているため生活資金がいる、どうしても学生時代のうちにやっておきたいことがありもっとお金がいる、といった明確な理由がある人はただし、どれだけの収入が必要なのか見積もりを立てましょう。

③卒業後の予算(支出)を見積もり

就職先が決まったことで、社会人になったら自分がどのような生活を送るかなんとなく想像できるのではないでしょうか?生活様式がわかっていれば、予算が立てやすくなります。予算に大きく関わってくる項目として、下記2点があると思います。

自宅から通勤するか、会社付近に引っ越すか

一人暮らしや寮生活を送る人の場合は、「引越し代、家具代、生活資金」など自宅通いの場合と比べ遥かに費用がかかります。今のうちに何が必要か少しずつ調べておくといいかもしれませんね。

私の場合は、就職先が県内でしたが自宅から車で1時間半かかる位置にあったため、通勤の負担を減らすために引っ越し、一人暮らしをすることを選択しました。

車通勤(車を購入)するかどうか

車の購入は人生の買い物の中でも特に大きなものです。購入した後でも維持費(自動車税、任意保険、ガソリン代、点検代)など車を持っているだけでお金がかかります。以前の記事でも述べましたが、参考情報としてさらに詳細を示しますと思います。
自動車の購入価格:299,000 円 
維持費:234,395円+2年に1度の車検代

  • 自動車(中古のコンパクトカー)
    購入価格:299,000 円
  • 自動車保険(任意保険) 保険代:132,120 円/年
  • ガソリン代:62,675 円/年
  • 車検代:約 10万円/2年
  • 自動車税:39,600 円/年

車通勤するために赤字で書いた費用431,120円奨学金で支払いました。

④貸与額の減額もしくは貸与辞退

「②、③」で貸与の継続が必要だと思った方へ

奨学金を貸与し続けても問題ないと思います。今までと同程度の貸与は要らないとわかった場合は、貸与額の減額か貸与の停止をお勧めします

「②、③」で貸与の継続が不要だと思った方へ

奨学金の貸与を辞退しましょう。

 

方法が書かれたURLを下記に貼り付けますが、内容として「必要書類を学校に提出して申請して下さい」というものなので、学校担当者の方に事務手続きすることになります。(貸与額の減額方法貸与の辞退方法

予め学校担当者に連絡し、不明な点を確認してから申請をした方がいいかもしれません。確認もなしにいきなり申請しようとすると、必要書類に不備があることを指摘され出戻りをくらう恐れがあります。手続きに余分な時間を使わないように事前確認をしておきましょう。

⑤在学中に余った奨学金を繰上返還する

①〜④+[α]といった内容なので、可能な人は是非挑戦してみてください。余った奨学金が不要という方は、ぜひ在学中に繰上返還をしましょう。繰上返還とは、奨学金の返還をまとまった金額で返還することです。繰上返還をすることで返還した金額の利息分(据置利息含む)は払わずに済むからです。
(繰上返還の方法)

貸与を辞退した翌月の初日から約6ヶ月間は据置期間(返還が据え置かれている期間のこと)となるため、返還する金額に据置利息が含まれないよう、貸与を辞退した月のうちに繰上返還をした方がよりお得だと思われます。※据置期間を超えてからの繰上返還する場合は、据置利息が発生します。

第2種奨学金(利息あり)の繰上返還によりどれだけ得するのかはコチラの記事を参考にして下さい。ただしこの記事は据置機関を超えてから繰上返還した内容となっています。

「⑤」が向いている人

社会人になってから、自宅通いでかつ自動車も購入しない人であれば、大きな出費はないため、自信をもって「⑤」を挑戦してみてもいいかもしれません。

私の場合

私は在学中に繰上返還しませんでした。理由として、社会人になってから引っ越して一人暮らしすることから残金を使用するかもしれないと思ったからです。また、使うつもりがなくとも、もしも事故に遭って働けない体になったり、トラブルで多額の費用を請求された場合、対応できないと困ると思ったため備えとして持っておきたかったところもあります。

自動車購入の出費により残金が減ったため、これぐらいの残金なら備えの持っておきたいと思い、繰上返還しませんでした。

 口座残金:1,089,280円
 自動車購入の費用:431,120円
 差引きした残金:658,160円

利息を少しでも減らすことを第一に考えれば、余った奨学金を全額繰上返還することがベストですが、今後の人生のリスクを考えた場合、全額繰上返還することがベストとは言い切れないと思います。なぜなら人によって正解が違うといか、正解がないからです。

万が一の時を考えることは、社会人になってからも必要なスキルだと思います。私は上から目線でいってますが、正直自分の判断が正しかったのか分かりません。こればかりは、場数をこなして行くしかない話だと思うので、「⑤」については今後の人生を考え、周りの人と相談した上で決めた方がいいかもしれません。結局、最適解が見つからなかったとしても、それは無駄にはならずあなたの今後の人生を良くするものとなると思います。


長くなってしまい申し訳ございませんでした。

就職先が決まったら安心して残りのキャンパスライフを満喫したい気持ちはあると思います。私も今の会社に採用をもらえるまで15社ほど採用試験を受けましたがどこの会社からも採用がもらえず焦っていました😅

ですが、時間があるときこそ奨学金、今後の人生と向き合ってみてください。卒業研究、ゼミがあって大変かと思いますが、頑張ってください!!